【実録】警察の異常な日常

【実録】警察学校の女子はベリーショート一択?「工作用ハサミで断髪」した同期の悲劇と髪型ルールの裏側

2026年2月4日

警察学校の女子は ベリーショート確定!?アイキャッチ画像

こんにちは、私はある県警察で12年間、警察学校生活や現場を経験してきた元女性警察官ママのomiです!

「警察学校に入るなら、やっぱりベリーショートにしなきゃダメ?」 入校を控えた女性が、一番最初に行き着く悩みは「髪型」ですよね。

そこで今回は、工作用ハサミで自ら断髪した同期の悲劇から、意外とバカにならない美容院代の話まで、警察学校の髪型にまつわるリアルな裏側をお話しします。

夢の入り口、そして「断髪式」

「警察学校に入るなら、ベリーショートにしなきゃダメ?」 入校を控えた女子が、一番最初に行き着く悩みといえばやっぱり「髪型」ですよね。

私も入校直前までは髪を染めたり、髪を巻いてみたりと楽しんだりしていました。忘れもしません、あれは入校直前の3月30日のことです。入校のため、意を決していきつけの美容室で担当の美容師さんにヘアカットをお願いしました。

「眉・耳・襟足が出るまで切ってください」とオーダーした時の美容師さんの驚いた顔、え?なんで?と何度も確認されたことは今でも鮮明に覚えています。

そして私の大切な髪の毛がザクザク切られ、ついに鏡の中に現れたベリーショートの自分。あまりの短さに驚き、血の気が引くような感覚。悲しさもありましたが、それ以上に「私、本当に警察官になるんだ」という覚悟が決まった瞬間でした。

美容師さんに伝えるときは、「警察学校の入校点検があるので、"耳が完全に出るように" 切ってください」とはっきり言うのがコツです。「短めのショート」程度だと、点検で確実に引っかかります。

美容室で髪を切ってもらっている画像

「おしゃれ」は罪?床屋か、自力か

入校初日、必ず行われるのが「身だしなみ点検」という名の洗礼です。

ある同期は、左右の長さが違うおしゃれなアシンメトリーヘアで入校しました。しかし、教官からは非情にも「学校内の床屋で切ってこい」との宣告。

教官が指差したのは、武道館の裏にある古びた理容室。おしゃれな美容室に通っていた彼女にとって、そこへ行くのは「女としてのプライドを捨てる」と言われたも同然の屈辱だったはずです。

「床屋だけは、絶対に嫌……」 絶望した彼女がとった行動は、あまりにも衝撃的でした。なんと、自分のロッカーから工作用のハサミを取り出し、洗面所の鏡の前で自ら前髪をザクザクと切り落とし始めたのです。

事務用のハサミが立てる「ザクッ、ザクッ」という鈍い音。床に散らばる、昨日まで大切に手入れされていたはずの髪の毛。周りの同期たちは声を出すこともできず、ただその光景を呆然と見守るしかありませんでした。

髪型を整えることよりも、まずは「従順であること」を求められる場所。彼女の切り刻まれた前髪を見て、私は警察学校という場所の異質さと、これから始まる生活の厳しさを肌で感じ、背筋が凍る思いがしました。

指導側も過酷!女性教官たちの「暗黙の了解」

実は短いのは生徒だけではありません。教官たちの世界にも、凄まじい「髪型ルール」がありました。

当時は、「女性教官は、先輩教官よりもさらに短く切る」のが暗黙の了解。教官室に並ぶ女性教官たちの髪型は、もはやショートヘアというより、男性と見紛うばかりのベリーショート。一切の遊びがなく、耳元が青々と刈り上げられたその姿は、それだけで私たち生徒を震え上がらせるのに十分な威圧感を放っていました。

「新入りは誰よりも短く、誰よりも地味であれ」

まるで、自分の個性を削ぎ落とすことが、指導者としての資質であるかのように競い合って短くしていた教官たち。部下に規律を叩き込むためには、まず自分が誰よりも自分を殺し、組織に殉じている姿を見せなければならない。

当時は髪型ひとつ取っても、組織への「忠誠心の証明」だったのです。誰よりも短く、誰よりも厳しく。その潔すぎるほど短い襟足の背中に、私は警察組織の上下関係の真髄を見た気がしました。

美容室選びの正解は?私は結局「1,000円カット」に駆け込んだ

「おしゃれなショート」ではなく「規則通りの短さ」が求められる世界。それに平日は警察学校の敷地内からの外出は絶対無理!外出が許される休日だってあっという間に終わってしまいます。だから私はいつもの美容室に行くのをやめてちゃいました。

そして私は、ヘアカット界隈のコスパとタイパの神の聖地1,000円カットの椅子に座ることにしました。短い髪を維持するには、思っているよりも頻繁に切りに行く必要があり、時間をかけて丁寧にやってくれる美容室では、貴重な休日の大半をヘアカットに費やすことになってしまうため、安くて早い1,000円カットに変えたら、最強の味方です。

でも、「1000円カットってちょっとハードル高いよね…」と思いますよね!でも、どうせすぐに伸びる。それならいっそのこと潔く「作業」として割り切って!この潔さは、入校前の最初の訓練だったかもしれません。

ベリーショート女子の「あるある」苦労話

実際にベリーショートになってみると、想定外の苦労や「これ、私だけ?」と思うような発見の連続でした。

耳がスースーする!髪は天然の「防寒具」だった

常に耳が完全に出ているので、冬の朝の駆け足は耳がちぎれるかと思うほど寒いです。「髪の毛って、実は立派な防寒具だったんだな…」と、失って初めてそのありがたみに気づきました。

メンテナンス地獄!美容室代が家計を圧迫

「短いから楽でしょ?」と思われがちですが、実は逆。襟足や耳周りが数ミリ伸びるだけで「だらしなく」見えてしまうので、ロングヘアの頃より美容室に行く頻度が激増します。1,000円カットを選んでも、回数が増えるので意外と出費がかさむのが悩みどころでした。

「短すぎた!」スポーツ刈り寸前の絶望

「美容室に行く回数を減らしたい」という一心で、「思いっきり短くしてください!」とオーダーしたら、もはやスポーツ刈り寸前に……。鏡の前で「私、どこへ向かってるんだろう」と遠い目をしたのも良い思い出です。

点検ギリギリを攻める「チキンレース」

学校生活に慣れてくると、いかに「自分の好きな髪型(ショートボブ寄り)」をキープできるか、教官の目を盗んだ心理戦が始まります。「まだ耳が半分隠れてても怒られないかな?」「次の点検まで粘れるか?」というスリルは、過酷な生活の中の数少ないエンタメでした(笑)。

シャンプーが秒で終わる(けど別の悩みも)

シャンプーの時間は驚くほど短縮されます。まさに秒。でも、寝癖がつくと「爆発」したようになり、水で濡らしたくらいでは直りません。結局、朝の短時間で必死に格闘することになります。

シャンプーが秒で終わる分、ヘアケアや肌のコンディション、そして限られた休憩時間をいかに有効に使うかは死活問題。

実は、公式の「入校説明会資料」に載っている持ち物だけでは、警察学校の過酷な生活は乗り切れません。私が12年間の経験で見つけた、まさに「神」と呼べる便利アイテムたちが、私のボロボロの体と心を守ってくれました。

準備を完璧にして、少しでも余裕を持って門をくぐりたいあなたへ。私がこっそり教える、サバイバルアイテムのリストはこちらです。


まとめ:あの頃の短髪が、今の自分を作っている

今、ママになって改めておしゃれなベリーショートを楽しんでいます

髪を短くすると、あの頃の「身が引き締まる感覚」を思い出すんです。耳がスースーするたびに、あの日工作用ハサミを握った同期や、厳しかった教官の顔が浮かびます。

髪を切ることは、単なる規則ではありません。それは、警察官としての魂を作る「儀式」だったのだと、今ならわかります。

警察学校に入る前の「断髪式」は、今までのおしゃれな自分とお別れするようで、少し寂しいかもしれません。

でも、鏡の中に現れたベリーショートの自分は、これから困難に立ち向かっていく「警察官」としての第一歩。耳がスースーする寒さも、1,000円カットに通う慌ただしさも、すべてはあなたが立派な警察官になるための大切なプロセスです。

髪型を整えて、覚悟が決まったら。その先には、一生忘れられない仲間との出会いが待っていますよ。


髪型を整え、必要なものをカバンに詰め、覚悟が決まったあなたへ

最後に、伝えておきたいことがあります。

どんなに準備をしても、初日の夜、自分のベリーショートを鏡で見て「やっぱり帰りたい」と泣きたくなる日が来るかもしれません。腹筋が5回しかできなかったポンコツ学生の私が、それでも12年続けられたのには、ある理由があります。

不安に押し潰されそうな夜、この記事があなたの心の「お守り」になりますように。

【警察学校のリアル】入校初日に「帰りたい」と泣いた私へ。腹筋5回のポンコツ学生が12年続けられた理由

2026/2/3  

ドラマ『教場』はリアル?元女性警察官omiが、入校初日に「帰りたい」と泣いた地獄の2週間を本音で激白。腹筋5回のポンコツ学生が、なぜカレーを飲み込み、怒号の中を生き抜けたのか。警察学校のサバイバルな実態と、不安なあなたに伝えたい合格へのエール。

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元警察官ママ/omi

小学校の頃からの夢を叶えて警察官に。 ある県警察で12年間、警察学校、交番勤務、広報県民課(音楽隊)、生活安全課と歩んできました。現在は結婚・妊娠を機に退職し育児奮闘中。 「当時のリアルな裏側」を女性目線でブログに綴ります。

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