【本音】警察女子のサバイバル

【警察学校のリアル】入校初日に「帰りたい」と泣いた私へ。腹筋5回のポンコツ学生が12年続けられた理由

※この記事は、過酷さを訴えるものではなく、これから警察官を目指す方が心構えを持てるよう、私の実体験をポジティブな視点で振り返るものです。


  • 「警察官になりたい!でも、警察学校ってやっぱり地獄なのかな……」
  • 「運動神経ゼロの私が行ったら、教官に目をつけられて初日で終わるんじゃ……」

合格通知を手にしても、夜になるとそんな不安で押しつぶされそうになっていませんか

こんにちは!私はある県警察で12年間、警察学校生活や現場を経験してきた元警察官ママの omi です!

こんな風に書くと「バリバリの武道派だったんでしょ?」と思われがちですが、とんでもない。

私の警察学校入校時のスペックは、

  • 「腹筋30秒で5回」
  • 「1次試験不合格からのギリギリ滑り込み」

おまけに、入校当日は怖すぎて

「……今すぐ家に帰りたい。門をくぐる前に逃げ出したい」

半泣きになっていた、超がつくほどの「弱気なポンコツ学生」でした。

そんな私が、あの伝説のドラマ『教場』よりも泥臭い2週間の特別訓練をどうやって生き延び、12年も警察官を続けられたのか。

今回は、当時の私が喉から手が出るほど欲しかった「警察学校の本当のリアル」を、忖度なしの本音でお話しします。


門をくぐった瞬間、そこは別世界。地獄の2週間が幕を開ける

入校当日の朝。

大きな荷物は事前に送ってあるので、手元にあるのはわずかな身の回り品だけ。

「いよいよ警察官としての第一歩だ!」

なんてキラキラした期待を胸に門をくぐった私を待っていたのは、歓迎の拍手ではなく、空気を切り裂くような怒号と緊張感でした。

  • 「返事が遅い!」
  • 「走れ!」
  • 「モタモタするな!」

まだ制服すら着ていない私たちが、右も左もわからないまま怒鳴られ、点呼を受け、寮へと追い立てられる。

安心できる場所なんて、トイレの個室くらいしかありませんでした。

この「入校式までの約2週間」は、警察官としての基本の「き」を脳に直接叩き込まれる期間。

正直に言います。

この2週間で、「……無理だ、帰りたい」と荷物をまとめて学校を去っていく仲間を、私は何人も見てきました。


数ヶ月先輩は「神」か「鬼」か? 逃げ場なしの24時間監視体制

この地獄の2週間、私たちの「教育係」として君臨するのが、数ヶ月早く入校した先輩たち。

「指導巡査(学生指導員)」と呼ばれる彼らは、私たち新入生にとって、教官以上に恐ろしく、そして絶対的な存在でした。

彼らの任務は、私たちの「一般人としての甘え」を2週間で叩き直すこと。

  • 廊下ですれ違う時の挨拶が小さければ、聞こえるまで何度もやり直し。
  • 歩き方が「節度」に欠けていれば、その場で足踏みの特訓。

とにかく、初めはこの指導巡査のおかげで、一瞬たりとも気が抜けません

寮の自室にいても、廊下を歩く先輩の足音が聞こえるだけで、心臓がバクバク跳ね上がる。

「次は何で怒られるんだろう……」

と、24時間監視されているようなプレッシャーの中にいました。

そうは言っても、当時は「鬼」に見えた彼らも、実は同じ道を通ってきた仲間

厳しさの裏には、「現場で死なないための教え」が詰まっています。

そして何より、腹筋5回しかできなかった私ですら、この2週間をなんとか耐え抜くことができたんですから。


脳内を空っぽにして「分度器」になる。反復練習という名の苦行

「警察学校って何するの?」と聞かれたら、答えはシンプルです。

1日中、訓練。

以上。

……本当にこれに尽きます。

  • 「気をつけ」の姿勢
  • 敬礼の角度
  • 休めの体勢
  • 帽子の着脱   など

「そんなの1回教わればできるでしょ?」と思うかもしれません。

でも、警察官に求められるのはただの動作ではなく「節度(せつど)」

この「節度」が曲者なんです。

要は「ロボットのような無駄のない、キレッキレの動き」のこと。

ほんの少しでも動きがモタついたり、指先が1ミリでも開いていたりすれば、教官の鋭い怒号が飛びます

  • 「指先が開いている!」
  • 「声が小さい!」
  • 「やり直し!!」

敬礼一つにしても、腕の角度から目線の高さまでミリ単位で修正が入ります。

腕も足もパンパンになり、「自分の右腕、もう壊れたかも……」と思うほど繰り返す。

脳内に分度器を召喚して、角度のことだけを考える。

もはや、人間であることを忘れて「精巧な機械」になろうと必死でした。

同期の中には、熱中症寸前でフラフラになりながらも、決して音を上げないツワモノもいました。

そんな姿に「私も負けてられない!」と奮い立たされる反面、

正直なところ

  • 「もう勘弁して…」
  • 「教官、こっちを見ないで…」

と心の中で100回くらい泣き言を言っていました。

でも、安心してください。

腹筋5回しかできなかった私でも、この「反復練習」のおかげで、気づけば体が勝手に動くようになっていました。

スポーツが苦手でも、「言われた通りに繰り返す根性」さえあれば、意外と道は開けるものです。


カレーは「飲み物」、風呂は「3分の戦場」。女子を捨てたサバイバル生活

「訓練が終われば、お風呂でリラックスして、美味しいご飯を楽しめるんでしょ?」

もしそう思っているなら、今すぐその幻想は捨ててください(笑)。

警察学校の生活は、1秒を争うサバイバルです。

まずは食事。

味わうなんて贅沢、教官が許してくれません。

「早く食べろ!」のプレッシャーの中、とにかく口に詰め込む。

そんな私の唯一の救い(?)が、金曜日のカレーライスでした。

なぜかって?

「噛まなくていいから」です。

「カレーは飲み物」という言葉がありますが、私は警察学校でその真理に辿り着きました。

味の記憶はほぼありません。

ただ「喉越しが良くて早く胃に収まってくれる神メニュー」として、今でも金曜日のカレーを見ると当時の必死な顔を思い出します。

お風呂も戦場です。

ゆっくり湯船に……なんて夢のまた夢。

女子学生の間で三種の神器だったのは、

  • 「リンスインシャンプー」
  • 「泡洗顔」
  • 「オールインワンジェル」

髪を乾かす時間すら惜しいので、短髪をタオルでガシガシ拭いて、あとは自然乾燥。

鏡を見る暇があったら、明日の点呼に備えて靴を磨く。

そんな毎日でした。

ようやく布団に入って「気絶するように眠れる……」と思っても、無慈悲な一斉放送「学生隊起床!で、朝は強制的にやってきます。

顔を洗う暇すらなく、飛び起きて点呼へ。

どこへ行くにも隊列を組み、足音を揃え、個人の自由なんて1ミリもない団体行動。

「私、なんでこんなことしてるんだっけ?」

と意識が遠のきそうになる瞬間もありましたが、不思議なことに、隣で同じようにカレーを流し込み、髪を濡らしたまま走る同期の姿を見ると、「あと1日だけ頑張ろう」と思えたんです。

正直、入校してから

  • 「あれがない!」
  • 「これがあればもっと楽だったのに!」

と後悔する時間は1秒もありません。

私が「これのおかげで、お風呂の3分勝負に勝てた」という神アイテムや、警察学校生活を少しでも快適にするための必需品をリストにまとめました。

入校準備で不安な方は、私の失敗を繰り返さないためにも、今のうちにチェックしておいてくださいね。


なぜ「地獄」が必要なのか? 現場に出て分かった、あの2週間の正体

「どうしてそこまで厳しくする必要があるの?」

訓練中、何度も心が折れてメソメソしていました。

でも、現場に出てから気づいたんです。

あの地獄のような2週間は、単なるしごきではなく、警察官として「生き残る」ためだったのだと。

警察官が向き合う現場は、いつも予測不能です。

怒号が飛び交う喧嘩の場、一瞬の判断が生死を分ける事故現場。

そんな極限状態の中で、「えーっと、どうすればいいんだっけ?」と迷っている暇はありません

  • 理不尽な怒号に耐える力(=現場で浴びる罵詈雑言に動じない心
  • ミリ単位の規律(=証拠品一つ、書類一枚を疎かにしない正確さ
  • 一糸乱れぬ団体行動(=相勤者の背中を命がけで守るチームワーク

あの厳しい訓練で、自分の「個」を一度壊し警察官としての基礎を心身に叩き込んだからこそ、私たちは最前線に立つことができます。

「市民の期待に応える」なんて言うと難しく聞こえますが、要は「どんなにボロボロの状態でも、助けを求めている人の前では『頼れるプロ』の顔を貫けるか」

あの過酷な2週間を乗り越えたという事実は、現場で心が折れそうになった時

「あの地獄に比べれば、今の状況なんて大したことない」

と自分を支えてくれる、最強の「お守り」になるんです。


涙の入校式。腹筋5回だった私が、本当の「警察官」になれた日

入校から2週間。

モチベーションを保つのは、正直言って至難の業でした。

先のことなんて考えられない。

ただ、

  • 「次の点呼まで…」
  • 「次の食事まで…」

と、目の前の数時間を生き延びることだけに全力投球していました。

そうして迎えた、入校式当日

会場で家族の顔を見た瞬間、喉の奥が熱くなりました。

たった14日ぶりなのに、最後に会ったのが数年前のように感じるほど、濃密で過酷な日々だったからです。

鏡に映る自分は、たった2週間で顔つきが変わり、制服をピシッと着こなした「警察官」になっていました。

来賓や家族が見守る中での、厳粛な宣誓。

脳裏をよぎるのは、

  • 怒鳴られた訓練
  • 感覚の消えた足
  • そして飲み物のように流し込んだカレー

辛かった記憶が走馬灯のように蘇り、「あの地獄を、私は自分の足で乗り越えたんだ」という確かな達成感が、胸にこみ上げてきました。

私の制服姿を見て、少し誇らしげに、そして安堵で涙ぐむ家族の姿。

その時、心から思いました。

「ああ、諦めなくてよかった。警察官になって、本当によかった」と。

警察学校のリアル、少しは想像できましたか? 確かにそこは地獄かもしれません。

でも、そこを抜けた先には、人生で一番と言えるほどの「自分への誇り」が待っています。

もし、今あなたが「私なんかが耐えられるかな」と不安になっているなら、大丈夫

初日に「帰りたい」と泣き、腹筋もまともにできなかった私でも、この景色を見ることができました

次は、あなたの番です。


とはいえ、地獄の門をくぐるためには、まず「合格」という切符を手にしなければなりません。

  • 「体力に自信がない」
  • 「勉強が苦手」

そんな悩みで立ち止まっているあなたのために、腹筋5回から12年の警察人生を歩んだ私のすべてを、1冊のロードマップにまとめました。

私の泥臭い経験が、あなたの夢の第一歩を支える力になれば嬉しいです。

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元警察官ママ/omi

小学校の頃からの夢を叶えて警察官に。 ある県警察で12年間、警察学校、交番勤務、広報県民課(音楽隊)、生活安全課と歩んできました。現在は結婚・妊娠を機に退職し育児奮闘中。 「当時のリアルな裏側」を女性目線でブログに綴ります。

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