警察官になるまで

【元警察官が語る】箱根駅伝の警備裏話!「上着禁止」の謎と、テレビに映るための密かな攻防戦

2026年1月3日

「一度は従事してみたい、憧れの箱根駅伝警備!」

……というのは、実は建前。

正直に言います。「箱根駅伝ルートがない警察署への異動」を祈っている警察官も少なくありません(笑)。

今回は、歴史ある箱根駅伝の華やかな舞台裏で、私たちが何を考えていたのかをお話しします。


「テレビに映る位置を巡る密かな攻防」から、「署長の一言で決まる防寒対策」まで、警察官の正月の真実をお届けします。

ポイント

箱根駅伝は国民的行事。

でも、現場の警察官の本音は……?


華やかな舞台の裏側にある

「警察署ごとの温度差」について語ります。


警察署員の本音「管内を通らない署が羨ましい!?」

歴史あるイベントだけど、正月返上はやっぱりキツイ。
1月2日、3日に渡って行われる箱根駅伝。往復あるわけですから、場合によっては両日とも箱根駅伝の警備に当てられる可能性もある。

「ルートから外れた署への異動」が羨ましがられるという警察内部の風潮。

とはいえ、私自身は従事したい仕事の一つで、箱根駅伝のルートにある警察署に異動となった時は喜び溢れました。

そして交通課が仕切る、ピリついた人員配置の裏側。
おおよそ毎年配置人員や配置場所は変わらずな訳ですが、もしも選手の走行を妨げるようなことがあれば、一大事です。後世に引き継がれる汚点となること間違いなし。

「上着を着ていない警官」の正体

さっきまで上着を着ていたのに、急に薄着の警察官ばかりになった!?

よくぞ気付かれました!!
そう、まさかなんですが、警察署長の意向で防寒衣が禁止されることがあるのです!
やはり歴史あるイベントですから、見栄えが求められており、
警察署長によっては上着を着ているのは格好が悪い、見栄えが悪いという理由で、
着用禁止の場合があります。
日陰に配置された上に、防寒衣までなかったら悲惨なこと、この上ないですよね。

防寒衣が禁止されているならヒートテックを重ね着し、全身にカイロを貼りまくっても、長時間じっとしていれば結局は震えるほど寒い……。

もし寒そうな警察官を見かけたら、警察署長が禁止してるんだな、と察してください(笑)



テレビに映る位置は「当たりクジ」

一度は従事したいと思っていた箱根駅伝警備。欲はありました。

せっかく出るなら映りたい!
というリアルな承認欲求。
私は残念ながら「映らない派」だった……
どう足掻いても映らない場所。

警察官だって正直思い出作りしたい!

テレビに映る警察官、カメラ見てますよね!
内心しっかりと映り込む意思でカメラ見てますよ。
意外と可愛いでしょう。

映る場所と映らない場所。
やっぱりモチベーション違いますよね。
映りたかったなぁ。

地獄の「日陰」と「トイレ事情」

実は、観客よりも長い待機時間。
勝負を分けるのは「日向」か「日陰」か。

先程お伝えした、「警察署長が防寒衣を禁止」している場合、
日陰で長時間待機となると寒くて寒くて、心を無にして精神統一あるのみ。

基本的に持ち場離脱はNGなので、お手洗いも行けません。
丸一日というわけではないので、そこまで切迫することはないでしょうが、
寒いとお手洗いも近くなるわけで…笑
もしも行きたくなっても気合いで乗り切ります。

結論:元警察官が教える「一番いい観戦方法」

現場を経験したからこそ断言できる。

家族や友人が出ているわけではないのならば!

箱根駅伝全体を楽しみたいのならば!!


「箱根駅伝は、暖かい部屋でテレビで観るのが一番!」


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駅伝の警備は大変でしたが、本当の根性を叩き込まれたのは、
やはりあの『地獄の警察学校』でした……。

  • この記事を書いた人

omi

小学校の頃からの夢を叶えて警察官に。 ある県警察で12年間、警察学校、交番勤務、広報県民課(音楽隊)、生活安全課と歩んできました。現在は結婚・妊娠を機に退職し育児奮闘中。 「当時のリアルな裏側」を女性目線でブログに綴ります。

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