こんにちは、私はある県警察で12年間、警察学校生活や現場を経験してきた元女性警察官ママの omi です!
突然ですが、皆さんは「警察官」にどんなイメージを持っていますか? 「運動神経抜群で、武道の経験があって、何事も完璧にこなす人」……もしそんなイメージのせいで、自分の夢に蓋をしようとしているなら、ちょっと待ってください。
実は私、採用試験を受けるとき、「30秒間の腹筋がたったの5回」しかできないほどの運動音痴でした。
しかも、現役受験では一次試験で不合格。目の前が真っ暗になり、「自分には警察官になる資格なんてないんだ」と絶望した日もありました。
でも、そこから12年間、私は警察官として現場を走り抜けることができました。 なぜ、そんな「絶望的なスペック」だった私が、難関試験を突破し、地獄の警察学校を卒業できたのか?
今回は、一次試験落ちのどん底から這い上がった私の「戦略的勉強法」と、筋肉ゼロでも合格を勝ち取った「裏ワザ級の面接・体力試験対策」をすべてお話しします!
プロローグ
絶望的!「腹筋30秒で5回」の運動音痴が警察官を目指した
一次試験落ちで初めて知った「本気」の重さ。絶望の先にあった私の分岐点
小学校の頃から夢見た警察官。「早く現場に出たい」という一心で、大学進学は考えず、高校3年生の秋に採用試験に挑みました。
夏休みは公務員専門学校の夏期講習に通い、自分なりに努力したつもりでした。 「将来は警察官になる」という強い思いがあり、どこかで「警察官になっている自分」を当たり前のように信じていたのです。
しかし、結果は非情にも……一次試験不合格。

合格している未来しか見ていなかった私にとって、それはあまりに大きな衝撃でした。 今まで想像もしていなかった「警察官になれない未来」「警察官になれない自分」。目の前が真っ暗になり、18歳にして初めて「人生の分岐点」に立たされた絶望を味わいました。
退路を断つ。「1年制コース」への進学
それでも、私には警察官になること以外は考えられませんでした。
独学で浪人する道もありましたが、「これでは夢から遠ざかってしまう」と直感。 迷うことなく、夏期講習でお世話になった公務員専門学校への進学を決めました。
私が選んだのは、一番短い「1年制コース」。 「次の10月の試験で不合格なら、別の就職先を探そう。人生を賭けて打ち込もう」 あえて後がない状況を作り、私は自らの退路を断ったのです。
【筆記対策】
「正解」を探すな!曖昧な知識を「確信」に変える間違い探し勉強法
公務員専門学校に進学した私は、学校の授業を信じ、半年間は朝から晩までひたすら机に向かいました。そこで私が確立した、確実に点数を積み上げるための「2つの鉄則」をご紹介します。
インプット即アウトプットのルーティン
試験勉強で何より大事なのは、「覚えたつもり」で終わらせないことです。 私は「その日授業で習ったこと(インプット)」を、その日の終わりに必ず「関連する過去問(アウトプット)」で確認するルーティンを作りました。
専門学校の厳選された問題集を使い、解きまくることで、記憶を脳に定着させていきました。
偶然の正解を捨てる「間違い探し」の極意
公務員試験は5つの選択肢から選ぶマークシート方式です。ここで多くの人がやってしまいがちなのが、「なんとなくこれが正解っぽい」という曖昧な選び方。
しかし、私が徹底したのは「確実な正解」よりも「確実な不正解」を探すことでした。
偶然の正解は、本番では通用しない。
「なぜ他の選択肢が×なのか」を説明できるまで解く。

具体的には、過去問の選択肢の中の「間違っている箇所」に、赤い消えるペンで正しい答えを直接書き込みました。それを赤い下敷きで隠し、「どこが間違いか」を瞬時に指摘できるまで繰り返す。
この「間違い探し」を徹底したことで、曖昧だった知識が「これ以外はありえない」という確信の知識に変わり、正答率を劇的に上げることができました。
合格を目指して勉強に励む日々。ふと「警察官になったら、プライベートやSNSはどうなるんだろう……?」と不安になることはありませんか?
「SNSは一切禁止」なんて噂もありますが、12年間の現役生活で私が見てきた実態は、意外にも……!?組織の「鉄の掟」と、実はゆるい(?)現場の裏話。モチベーション維持のスパイスとして、この記事も覗いてみてください。
実態👉 「SNS禁止」は嘘!?元女性警察官が明かす県警のゆるすぎる実態と「鉄の掟」
【面接対策】
素の自分じゃなくていい。「理想の警察官」を20分演じきる勇気。
警察官の面接は、単なる質疑応答ではありません。「この人に市民の安全を任せられるか」という適性を見られる場です。私は自分を飾るのではなく、ある「作戦」で挑みました。
定番質問は「口が勝手に動く」まで暗記する
持ち時間はわずか20分程度。その短い時間で自分の熱意を伝えるには、言葉に詰まっている暇はありません。志望動機などの定番の質問は、寝起きでもスラスラ言えるくらい徹底的に叩き込みました。余裕を持つことで、試験官の目を見て話す「自信」が生まれます。
「ハキハキ・背筋・決断力」の20分限定メソッド
実は私はもともと、人前に出るのが少し苦手なタイプでした。でも、面接の20分間だけは「理想の警察官」という役を演じる俳優になると決めました。

・ハキハキとした返事: 語尾を濁さず、言い切る。
・ピンと伸びた背筋: 座っている姿だけで、規律正しさをアピール。
・迷わない決断力: 答えにくい質問にも、今の自分の考えを堂々と答える。 「いつもは恥ずかしがり屋でもいい。この20分だけ警察官になりきる」ことで、面接官に安心感を与えることができました。
【体力試験】
筋肉がなくても「姿勢」でカバーできる!
実は私、30秒で腹筋5回が限界でした
「警察官=ムキムキの武道経験者」というイメージが強いですよね。 でも、実は私、学生時代は30秒間で腹筋が5回しかできないほど、筋肉には全く自信がありませんでした。自転車すら持ち上げるのがやっとという、完全な非力女子。
当然、体力試験の腹筋や腕立て伏せは、普通に挑めば「お話にならない」レベル。そこで私は、回数ではなく「自分の魅せ方」を徹底的に考え抜きました。
運動音痴でも勝てる!逆転合格への3ステップ・ロードマップ
警察官になりたいという意気込みだけは、誰にも負けない自信がありました。 「筋肉量や回数で周りに勝てないなら、試験官が本当に求めている『資質』で勝負しよう!」
そう決めた私が実行したのが、「取り組む姿勢」と「全力の声掛け」です。

自分の限界よりも「周囲の士気」を上げる
警察の体力試験は、受験者同士がペアになり、一方が腹筋の足を抑えて数を数える形式で行われます。ここが私にとって最大のアピールポイントでした。
・リーダーシップを見せる: 相手の数を数える際、「あと少し!」「頑張れ!」「できる!」と、会場に響くような声で全力で励ましました。
・協調性と士気の高さ: 「困難な状況でも周囲を鼓舞できるか」という警察官としての本質的な資質を、行動で示し続けました。
試験官が見ているのは、筋肉だけじゃない!
自分が腹筋をする番になっても、たとえ5回しかできなくても、最後まで泥臭く、必死に食らいつく姿勢を見せました。
試験官は、単に筋肉の数だけを測っているわけではありません。「苦しい時に周りを助けられるか」「諦めずに任務を遂行しようとするか」という人間性を見ています。
腹筋30秒で5回だった私でも合格できたのは、筋肉以外の部分で「私は警察官になる準備ができています!」とアピールし切ったからだと確信しています。
【警察学校編】
地獄の筋肉痛と、最強の同期
不安だらけの入校日
正直なところ、筋力には全く自信がなかった私。受験勉強で完全に運動不足になり、筋力は低下する一方でした。「他の合格者はみんな、屈強なアスリートのような女性ばかりなんじゃないか……」と、不安に押しつぶされそうな気持ちで入校日を迎えました。
しかし、一歩足を踏み入れてみると、そこにいたのは私と同じように緊張し、不安を瞳に浮かべた同期たちでした。同じ厳しい試験を乗り越えてきた彼女たちとは、会った瞬間から不思議な一体感があり、どこか「高校生活の延長線上」にいるような親しみやすさも感じたのです。

高校生活とは180度違う「連帯責任」の毎日
ただ、そんな親しみやすさとは裏腹に、生活の中身は高校時代とは全くの別物でした。 警察官になるための過酷な訓練が毎日続き、そこには「誰か一人のミスは全員の責任」という、逃げ場のないルールが待っていたのです。
例えば、寮の部屋を出る際の施錠忘れ、ロッカーの中の教科書の並び順……。そんな些細なことでさえ、教官の鋭いチェックが入ります。もし誰かが鍵をかけ忘れたら、連帯責任として全員でグラウンドの雑草抜き、あるいは容赦ない長距離の走り込み。最悪の場合、楽しみにしていた週末の外出が禁止されることもありました。
「自分のせいで、同期の休みを潰してしまうかもしれない」
そんな極限のプレッシャーと、次々と突きつけられる厳しい規律に、私の心は毎日擦り切れる寸前でした。
さらに追い打ちをかけたのが、人生で経験したことのない「地獄の筋肉痛」です。 腹筋5回が限界だった私にとって、日々の訓練はまさに地獄。階段を上るのさえ激痛が走る毎日でしたが、それでも逃げ出さずにいられたのは、隣で同じように歯を食いしばり、連帯責任の重さを分かち合っている女性同期たちがいたからです。
「一人じゃない。みんなで現場に出るんだ」
その思いだけが、ボロボロの体を動かす唯一の原動力でした。
絶望を希望に変える「期限」と「絆」
どんなに厳しい訓練も、全身を襲う激痛も乗り越えられたのは、「同じ境遇で励まし合える同期」の存在があったから。 「辛いのは自分だけじゃない」 夜、消灯前のわずかな時間に同期と交わす一言が、何よりの救いでした。

それに、警察学校の訓練には必ず「出口」があります。 「10ヶ月後には、自分たちが現場に出て市民を守る警察官になる」 この明確な期限と目標があったからこそ、私たちは一度も折れることなく、最後まで走り抜けることができたのです。
エピローグ
まとめ:今のスペックが低くても、警察官への道は開ける
「無理」と決めているのは自分かもしれません。 腹筋5回、自転車すら持ち上げられなかった私でも、警察官としての第一歩を踏み出すことができました。 大切なのは、完璧であることではなく、一歩踏み出す「覚悟」と、今の自分にできる「戦略」を持つことです。
警察官になりたいという夢を、心から応援しています!
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