誰も知らない女性警察官

【元警察官が教える】ドラマ・漫画の違和感

警察官もののドラマや映画や漫画など数多くある中で、

「え?何それ?」
「おいおい、そんなことはないだろ」

となったこと今回はこちらの作品に出てきた違和感をご紹介。

「ハコズメ〜交番女子の逆襲〜」

という漫画を知っていますか?

この漫画のファンで、作者の泰三子さんは元女性警察官ということもあって、読んでいて「あるある〜!」と共感が止まらなかったです。

ドラマ化もされていて、俳優の戸田恵梨香さんと今話題の永野芽郁さんが主演でしたね。

ドラマ化もめちゃくちゃよかったけど、「こんな可愛い警察官が揃ってる訳があるか!!」という問題については、一旦置いておきましょうかね。

さて、その中で「何それ?」となったのが、

ペアっ子・ペア長

いや、何それ!!

そもそも「相棒」なんて存在がいませんよ〜

事件や事故現場に行くときは2人以上で行くけれど、担当係の中で空いてる人とかの中からササっと向かいます。警察も人手不足だし、「相棒」とか「ペアっ子」とか言ってる暇ないよ〜

先日俳優の藤原竜也さんの"藤原竜也のラジオ"でも

「女性警察官が1人で防犯カメラ映像の確認に来た」
「1人でくるなんてことある?!」

なんておっしゃっていましたが、全っっっ然あります!!

防犯カメラ映像の回収に何人もの人員を割けるほど、人員も経費も足りてないわけです・・・

私が新人の頃は、交番のあの白いカブ(バイク)に乗って1人交番の管轄内を爆走(パトロール)してたし、職務質問したり、交通違反切符切ったり、巡回連絡って警察の家庭訪問みたいなやつも1人でガシガシ回ってたし。

ほぼほぼ1人行動でした。

当時はスマホもなかったから、パトロール中たまに迷子になったりね。

「相棒」「ペアっ子」いたらまた楽しかっただろうなぁ〜

ちなみに、ハコズメの中で一番好きな話は、50話「笑ってはいけないお誕生日」

警笛の音が出ない負の連鎖、点検中のトラブルが起きた時のリアル笑ってはいけない感、大好きです。この話がリアルすぎておそらく全警察官が共感すると思います。このお話はドラマでも描かれていて、漫画でもドラマでもほんっとに好き〜

  • この記事を書いた人

omi

小学校頃から警察官になる!と夢を追いかけ続けました。K県警察に就職し、警察学校、交番勤務、広報県民課、生活安全課と勤務。「女性警察官」ならではの悩みもたくさん経験。結婚・妊娠を機に退職し、現在はK県を離れて育児奮闘中。12年間の警察経験を女性目線のブログに。

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