元女性警察官のブログ

アイム・ポリスガール

【元女性警察官が教える】正義感=警察官だけじゃない

正義感が強いから警察官が向いているは大間違い


正義感が強いから警察官になったらいいんじゃない?

ちょっと待って!正義感があるからという理由で、

警察官を目指すのはオススメしませんよ



正義感が強いならこんなお仕事も検討してみては?


警察官に正義感は必要ですが、その正義感を生かせる仕事は警察官だけではありません。
実際に正義感の強かった私が、警察官を12年間した結果、正義感だけで勤まる仕事ではなかったと思います。
また、警察官は転職を前提としていないため、生涯警察官として働き続ける覚悟も十分に必要だと感じます。
そういったことから、正義感を生かせる職業を幅広い視野で検討していきたいですね。
私の考える、正義感を生かせる職業はこちらです。


1.検察官
2.検察事務官

警察が行う捜査は、一時的な捜査です。
警察官が作成した書類は、検察庁に送られ、検察庁でその書類を精査し、検察官・検察事務官が

  • 裁判をするかどうかを判断(起訴・不起訴)
  • 刑事裁判において、被疑者が犯罪を行ったことを証明する
  • 刑罰が適切に執行されるよう指揮する
  • 法令に定められた各種事務を行う

といったことを行う仕事です。
事件や事故のみならず、犯罪の予防や治安の維持も行う警察官よりも、検察官・検察事務官の方がより事件に多く携われ向き合うことが出来ます。


3.海上保安官

こちらは、別名海の警察です。
海上保安官が「海の警察」ならば、俗にいう警察官は「陸の警察」と言えますね。
海上で起こった事件や事故の捜査等を行うので、正義感を生かすなら検討してみてもよいのではないでしょうか。


4.消防士

警察官は、特に交通違反の取締りでは、感謝されるより嫌がられることが非常に多いです。
その点、消防士は人を助けることが主な仕事ですので、感謝されることが多くやりがいを感じやすいのではないかと思います。


5.自衛官
6.刑務官
7.入国審査官
8.通関士
      などなど



警察官になりたい理由を明確にしよう


例えば、

正義感が強くて犯罪が許せない!
犯罪者を捕まえたい!

といった理由で警察官を目指す方も多くいるかと思いますが、

犯罪者を捕まえれば、それで解決するのか

といったことも警察官を目指す上で、考えてほしい点です。

被疑者を捕まえたとしても、被害者は被害を受けたことには変わりません。
捕まえた被疑者が、同じ犯罪を繰り返す場合も多くあります。


なぜ警察官になりたいのか?
警察官になってどうしたいのか?


もう一度しっかりと
目標や警察官になった後の自分を想像してみましょう。