【元女性警察官が激白】警察官になりたいなら、この「まさかの3教科+α」を極めろ!体力だけじゃマジで足りません!
「将来、警察官になりたい!」
素晴らしい夢ですね!その熱い志、本当に応援したいです。でも、普段の学校の授業って、ぶっちゃけ警察官になってからどう役立つの? 机に向かって勉強するよりも、筋トレした方がいいんじゃないの?…なんて、ひそかに思っている学生さんもいるかもしれません。
実はこれ、全部が全部、めちゃくちゃ役立つんです!…なんて言っても、ちょっと抽象的すぎますよね。そこで今回は、元警察官の私が、「警察官になるにあたって、特に力を入れて学びたい、意外な(?)教科」を、こっそり、そして熱量高めにお教えしちゃいます!
体力だけでは通用しない、警察官のリアルな仕事が見えてくるはずですよ!
【衝撃】警察官は「文豪」か?!まずは基本の「国語」を極めろ!
「え、警察官なのに国語?!」と、驚かれましたか? そうなんです、皆さん、まずは基本中の基本、国語に全力を注いでください!
なぜか? ズバリ、
警察官はとにかく文章を書く仕事だからです!
例えば、もしあなたが警察官として初めて事件現場に急行し、被害者の方から話を聞くことになったとしましょう。パニック状態の被害者から、「いつ、どこで、何が、どうなったのか」を正確に聞き出し、それを「被害届」という公文書にまとめる。この被害届の受理があって初めて、事件として正式に捜査が始まる、まさに最重要書類なんです。
被害者の方の混乱した証言を、誰が読んでも一発で理解できるように、論理的かつ簡潔にまとめて記載する。これには高度な文章力が求められます。「この報告書、何が言いたいのかサッパリわからん!」なんてことになったら、その後の捜査にも影響が出てしまうわけです。
それ以外にも、テレビなどで聞いたことがあるかもしれませんが、被害者や被疑者から事件の起きた状況を詳しく聞いて、その言葉を一言一句違わずにまとめる「供述調書」。これは、裁判の証拠にもなる非常に重要な書類です。また、捜査で得た膨大な情報を整理し、今後の捜査方針や逮捕状請求の根拠を明確にする「捜査報告書」など、とにかく文章を書くことが非常に多いんです。
文章力、表現力、そして正確な基礎漢字の知識。これらがなければ、現場でいくら勇敢に犯人を追い詰めても、デスクワークでつまずいてしまっては一人前の警察官とは言えません。「あれ?この刑事さん、字が汚くて何書いてるか読めないぞ…」「報告書が意味不明で、事件の状況が全く伝わってこない!」なんてことになったら、もう目も当てられませんよね。
国語をしっかりと学んで、「書ける警察官」を目指しましょう! ある意味、
警察官は「現代の文豪」
であり、「書くことで事件を解決する」と言っても過言ではありません。
事件現場は多国籍!?「外国語」は最強のコミュニケーションツール!
次に力を入れてほしいのが、外国語です。
「え、事件解決に英語がいるの?」と思うかもしれませんが、今の時代、警察官は国籍問わず、本当に色々な方と接する機会があります。街を歩けば、外国人観光客に道案内を求められることは日常茶飯事。もちろん、今はスマホの翻訳アプリも高性能ですが、リアルタイムでのニュアンスや感情を伝えるには、やはり生の言葉が一番です。
スマホの翻訳機能を使えば、ある程度のコミュニケーションは取れますが、緊急時や複雑な状況では、翻訳のタイムラグや誤訳が命取りになる可能性もゼロではありません。円滑な意思疎通のためには、やはり外国語を習得しておくのが断然有利なんです。
特に、現場で「困っている外国人」に遭遇した時。たどたどしい日本語で一生懸命話を聞こうとするよりも、スッと英語や中国語、あるいは他の言語で話しかけられたら、相手の安心感は計り知れません。言葉の壁を乗り越えることで、信頼関係を築き、より早く正確な情報を得ることに繋がります。
ただし、もしも事件となってしまった場合や、専門的な通訳が必要な場面では、必ず専門の通訳の方が同席して話すことになりますので、ご安心を! 警察官が直接取り調べで通訳を兼ねる…なんてことはありません。でも、初動対応や日々のパトロール、そして地域住民との交流において、外国語がスラスラ話せたら、それだけであなたの「警察官スキル」は爆上がりすること間違いなしですよ!
体力だけじゃない「立ちっぱなしの精神力」を鍛えろ!やっぱり「体育」
そして3つ目は、やっぱり体育です。
「体力必須なのは当たり前でしょ!」って思いました? そうなんです、警察官は言わずもがな、体力必須の仕事。だから、体育も力を入れて頑張りたいですね。
でも、警察官の体力って、ただ走ったり筋トレしたりするだけじゃないんです。例えば、テレビニュースで、事件現場を保存するために、危険な場所で長時間通路を封鎖している警察官が映り込みますよね。他にも、交通整理だったり、張り込みだったり、デモ警備だったりと、長時間、微動だにせずその場で立っていなければいけない仕事も非常に多いんです。
交番勤務では、朝夕に駅前や交番前で「立番(りつばん)」という仕事があります。これが、想像以上にきついんです! 特に当直明けの朝、睡眠もほとんど取れていない状態で1時間立ち続けるのは、かなりしんどくて、1分1秒が「拷問か?」と思うほど長く感じられました。というか、
気がつくと意識が遠のいていた(立ったまま寝ていた)
こともありました…(これはヒミツですよ!)。
ただただ立っていなければいけないのは、想像以上にしんどいものです。しかも、その「終わり」が見えないこともザラ。真夏の炎天下で汗だくになりながら、あるいは真冬の凍えるような季節や、嵐のような悪天候の中で、じっと立ち続けることもあります。これはもう、単なる体力というより
「精神力」の戦い
です。どんな過酷な状況でも耐えうる、強靭な心身を養っておきましょう!
【隠れた才能が光る!】数学と美術は「鑑識」と「似顔絵」のプロへの道!
さらに、ちょっと意外かもしれませんが、数学や美術も、警察官の仕事で意外な形で役立つことがあるんです。
特に鑑識活動では、事件現場に残された指紋を採取したり、わずかな足跡を採取したりと、非常に繊細で緻密な作業が求められます。
指先の器用さや、微細な違いを見分ける観察力、そして証拠を傷つけないための集中力。
これらは美術や手先の作業で培われる感覚に通じるものがあります。もしも採取中に重要な証拠を消してしまった!なんてことになったら…考えるだけでも恐ろしいですよね! 細かい作業が得意な人は、鑑識のエキスパートになれるかも?
他にも、被害者の証言を元に犯人の似顔絵を書く似顔絵捜査官というスペシャリストもいます。
これはもう、完全に美術の才能と、相手の言葉を絵にする構成力が光る分野ですよね! 論理的思考が求められる数学も、データ分析や状況判断など、様々な場面で隠れた力を発揮します。
「学校の授業って意味あるの?」の答えは「大アリ」!
学校の授業って、時々「これ、将来どこに役に立つの?」と考えてしまい、マンネリになりがちですよね。私も学生時代、そう思ったことが度々あります。
でも、警察官という仕事一つ取っても、国語、外国語、体育、さらには数学や美術まで、普段の授業が、こんなにも多岐にわたって役立つんです。そして、どの教科も、最終的には
「人を助け、社会を守る」
という警察官の使命に繋がっています。
目の前の勉強は、もしかしたら退屈に感じることもあるかもしれません。しかし、それはあなたの将来の可能性を広げるための、大切な「武器」を磨く時間です。どんな道に進むにしても、少しでも多く学んで身につけておくことは、絶対に無駄にはなりません。
信じてください。学校の授業は、あなたの将来に必ず、そして想像もしない形で役立ちます! だから、目の前の勉強、がんばってみてくださいね! きっと、夢への道が開けるはずです!